「around the table」「around five o’clock」「around the clock」…。前置詞としての around は「〜の周りに」「〜くらい」というコアイメージを持ちます。turn around/look around のように名詞句を伴わない副詞用法ではなく、around が名詞(句)を直接とる前置詞用法だけを対象に、物理的な位置・移動(周囲を)、概算(時間・数量)、慣用表現を整理し、例文つきでまとめています。
前置詞 around の本質的なイメージ ― 〜の周りに、〜くらい
around は「ある地点や範囲をぐるりと取り囲む」というのが核となるイメージです。物理的に何かの周りにいる場合も、時刻や数量が「その辺り」を指す場合も、同じ「ぴったりではなく、周辺・あたり」というイメージから出ています。
ここから、物や場所の周囲にいる・移動する→物理的な位置・移動(around the table/around the world)、正確な数字ではなく「〜くらい」を表す→概算(around five o’clock/around a hundred dollars)、決まった言い回し→慣用表現(around the clock/around in circles)というように整理できます。
物理的な位置・移動(周囲を)を表す around のフレーズ
物や場所を取り囲むように位置したり、その周りを移動したりすることを表すグループです。
The family gathered around the table for dinner.
家族は夕食のためにテーブルの周りに集まった。
The bakery is just around the corner.
そのパン屋はすぐ角を曲がったところにある。
She spent the afternoon cleaning around the house.
彼女は午後、家の中を掃除して過ごした。
He has traveled around the world twice.
彼は世界中を2度旅したことがある。
They took a walk around the block.
彼らはブロックの周りを一周散歩した。
概算(時間・数量)を表す around のフレーズ
正確な数字ではなく、「だいたいそのくらい」という概算を表すグループです。
We should arrive around five o’clock.
私たちは5時ごろに到着するはずだ。
The meeting is scheduled around noon.
会議は正午ごろに予定されている。
The repair cost around a hundred dollars.
修理費は100ドルくらいかかった。
The company was founded around 2020.
その会社は2020年ごろに設立された。
慣用表現を表す around のフレーズ
around のコアイメージが定着した、決まった言い回しをまとめたグループです。
The factory operates around the clock.
その工場は24時間休みなく稼働している。
They kept going around in circles without reaching a decision.
彼らは決定に至らないまま堂々巡りを続けた。
まとめて覚えるコツ
- まず「around=〜の周りに/〜くらい」というイメージだけ覚える
- turn around/look around のように名詞句を伴わない副詞の around とは区別して覚える
- 「概算」の around は、about とほぼ同じ意味で使えることも覚えておくと便利
こうした前置詞句は、文の中では「修飾語(M)」として働きます。前置詞句が英文全体の中でどう位置づけられるか気になる方は、英語5文型の基本もあわせてご覧ください。
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