met(会った、meetの過去形)は/met/、mete(分配する、mete outの形で使われる)は/miːt/。語末の「e」だけで発音が大きく変わります。meteはニュースや法律関連の文章でよく使われる、やや硬い書き言葉です。説明を読むより先に、まずは聞いてみてください。
動詞
met
/met/短母音
会った(meetの過去形)
動詞
mete
/miːt/長母音
分配する・科す(主にmete outの形で)
聞き比べポイント:meteの方が音が長く伸びます。まずは音の違いだけに注目して聞いてみてください。
I met my old friend yesterday.
昨日、昔の友人に会いました。
The judge meted out a harsh sentence.
裁判官は厳しい判決を下しました。
metのようにCVC(子音+母音字1文字+子音)の形の単語は短母音になり、meteのようにCVC+e(語末に「e」が付いた形)になると、その前の母音字がアルファベット文字の名前読み(長母音)になります。今回の場合、「e」の名前読みは/iː/です。語末のeは、前の母音を短母音から長母音に変えるため、「マジックe」と呼ばれたりします。cap/cape、hop/hope、bit/bite、cub/cubeと同じ仕組みです。もちろん例外もあります。なお、meteは現代の英語では主に「mete out」(〜を科す、与える)という形で、ニュースや法律関連の文章などに使われる、やや硬い書き言葉です。
metとmeteのように、語末の「e」ひとつで発音がまったく変わる単語は英語に数多くあります。英語の母音全体をa・e・i・o・uの5文字を軸に体系的に整理して理解したい方は、ELM式 英語母音マトリクス完全マスター講座(全9章・約80分)もあわせてご覧ください。

