herd(群れ)は/həːrd/、bird(鳥)は/bəːrd/、curd(凝乳・カード)は/kəːrd/。er・ir・urと綴りは3つとも違いますが、発音はすべて同じです。説明を読むより先に、まずは聞いてみてください。
名詞
herd
/həːrd/R付き短母音
群れ
名詞
bird
/bəːrd/R付き短母音
鳥
名詞
curd
/kəːrd/R付き短母音
凝乳・カード
聞き比べポイント:herd・bird・curdは、綴りがすべて違うのに発音はまったく同じです。同じ音であることに注目して聞いてみてください。
They keep a large herd of sheep.
彼らは大きな羊の群れを飼っています。
The bird sang early in the morning.
その鳥は朝早くさえずりました。
The milk turned into curd overnight.
牛乳は一晩で凝乳になりました。
母音字にRが付くと、母音の音が変わります。米国では、R付きの母音を「R-controlled vowel」、またこのR自体を「Bossy R」と呼んだりします。R付きの母音は、R付きをひとまとまりで捉えると分かりやすくなります。
herdの「er」、birdの「ir」、curdの「ur」は、綴りはすべて違いますが、どれも同じR付き短母音/əːr/になります(言語学では、NURSE母音と呼ばれたりします)。アメリカ英語では、er・ir・urという3つの違う綴りが、基本的に、すべて同じ音になります。綴りが違うので、最初、文字の音を想像して違うように発音したくなるかもしれませんが、まったく同じ音です。英語ではこのように、「綴りは違うのに音は同じ」ということがよくあります。もちろん例外もあります。
herd・bird・curdのように、綴りがすべて違うのに発音が同じになる単語は英語に数多くあります。英語の母音全体をa・e・i・o・uの5文字を軸に体系的に整理して理解したい方は、ELM式 英語母音マトリクス完全マスター講座(全9章・約80分)もあわせてご覧ください。

