full(いっぱいの)は/ful/、fool(愚か者)は/fuːl/。似ているようで異なる発音です。説明を読むより先に、まずは聞いてみてください。
形容詞
full
/ful/短母音
いっぱいの
名詞
fool
/fuːl/長母音
愚か者
聞き比べポイント:foolの方が音が長く伸びます。まずは音の違いだけに注目して聞いてみてください。
The glass is full of water.
そのグラスは水でいっぱいです。
Only a fool would believe that.
そんなことを信じるのは愚か者だけでしょう。
今日は、「ウ」系の母音を比較します。fullのuは、cutのuとは違う母音です。cutのuは「ア系」の短母音(/ʌ/)ですが、fullのuは「ウ系」の短母音(/u/)で、日本語の「ウ」のような母音です。ウ系の母音には、長く「ウー」と発音する母音があります。これがfoolのooです。ooという綴りは、主にウ系の母音を表し、短く「ウ」(/u/)と発音するものと、長く「ウー」(/uː/)と発音する場合があります。ELMラボでは、このウ系の母音も、短母音、長母音として分類します。母音字uは、このウ系の母音の場合もあります。
fullとfoolのように、綴りが似ていても母音の長さで意味が変わる単語は英語に数多くあります。英語の母音全体をa・e・i・o・uの5文字を軸に体系的に整理して理解したい方は、ELM式 英語母音マトリクス完全マスター講座(全9章・約80分)もあわせてご覧ください。

