bird(鳥)は/bəːrd/、word(言葉)は/wəːrd/。「ir」と「wの後のor」で綴りの見た目はまったく違いますが、母音の発音はまったく同じです。説明を読むより先に、まずは聞いてみてください。
名詞
bird
/bəːrd/R付き短母音
鳥
名詞
word
/wəːrd/R付き短母音
言葉
聞き比べポイント:birdとwordは、綴りの見た目がまったく違うのに発音はまったく同じです。同じ音であることに注目して聞いてみてください。
The bird flew away quickly.
その鳥はすぐに飛んで行きました。
This word has a special meaning.
この単語には特別な意味があります。
母音字にRが付くと、母音の音が変わります。米国では、R付きの母音を「R-controlled vowel」、またこのR自体を「Bossy R」と呼んだりします。R付きの母音は、R付きをひとまとまりで捉えると分かりやすくなります。
birdの「ir」とwordの「wの後のor」は、綴りの見た目がまったく違いますが、どちらも同じR付き短母音/əːr/になります。wordの「or」は、cordのような標準的な「or」(/ɔːr/、オーr)とは違い、wの後という条件のもとで例外的にbirdと同じ音に変わります。work, worm, worldなども同様です。綴りの見た目に引っ張られず、実際の音に注目することが大切です。もちろん例外もあります。
birdとwordのように、綴りの見た目がまったく違うのに発音が同じになる単語は英語に数多くあります。英語の母音全体をa・e・i・o・uの5文字を軸に体系的に整理して理解したい方は、ELM式 英語母音マトリクス完全マスター講座(全9章・約80分)もあわせてご覧ください。

