なぜ英語が読めない?

なぜ英語が読めない?

多読のススメ!

ひとつ言えることは、学校の英語教育の中では、私たちは英語で書かれた本をそれほど読んではいないということです。

学校での英語の授業といえば、レッスン単位で授業が進み、新しいレッスンごとに新しい単語や熟語が登場し、それを覚えていくというのが主たる授業の進み方だったと思います。ですので、少し読み進んでは辞書で分からない単語や言い回しをチェックし、また読み進んではまた辞書でチェックするという作業を繰り返した思い出があるのではないでしょうか。

この作業が、中学→高校と続くのですが、思い返してみると、この作業を繰り返すばかりで、実は、英語の本を初めから終わりまで読んだ経験がほとんどないということに気づくわけです。

また、英語の本を読むのは単語力(語彙力)をつけてからと考えている方も多いと思います。私もそうでした。というのも、年齢に応じた本を読んでみようとすると、分からない単語ばかりで、すぐに挫折してしまいます。辞書をひく作業が面倒で、とても続けられません。そして、語彙力がないからと、読書自体を先延ばししたり、あきらめたりしてしまいます。

日本語の本であれば、これまである程度たくさんの本を誰もが読んできたと思います。思い返せば、そのときの年齢、語彙力に応じた本を自然と選んできたと思います。英語においては、大人ほどの実力がないのですから、なにも大人だからと小難しい本を選ぶのではなく、その語彙力に応じた本を多読すればいいのではないでしょうか。

語学力に応じた本を選ぶのと同時に、知らない単語に出会ってもいちいち調べたりするのはやめた方がいいと思います。それをやっていると、辞書をひく回数が増えるほどいやになるはずです。

分からない単語は、前後の文脈で意味を想像したり、思い切って捨ててしまいましょう。日本語の読書でもそうしてきたはずです。

最近では、英語本の多読を勧める解説書(本)がいくつか発売されています。多読の方法を解説したもの、語彙力に応じてお薦めの本を紹介したものなどがあり、ドラマや小説の簡略版もあります。

市販の多読ナビゲーションものを参考にして、ぜひ多読に挑戦してみましょう!

 

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