「towards the door」「towards evening」「towards him」…。前置詞としての towards は「〜の方へ」「〜に向かって」というコアイメージを持ちます。towards はほぼ常に前置詞として使われますが、ここでは名詞(句)を直接とる前置詞用法だけを対象に、物理的な方向・接近、時間的な近づき、態度・気持ちの向かう先、貢献・充当を整理し、例文つきでまとめています。
前置詞 towards の本質的なイメージ ― 〜の方へ、〜に向かって
towards は「ある地点や方向に向かって近づいていく」というのが核となるイメージです。物理的に場所へ近づく場合も、時間的にある時点へ近づく場合も、気持ちや努力がある対象に向かう場合も、すべて同じ「向かって近づく」イメージから出ています。
ここから、場所へ近づく→物理的な方向・接近(towards the door/towards the horizon)、時間帯へ近づく→時間的な近づき(towards evening/towards the end of the year)、気持ちが向かう→態度・気持ちの向かう先(towards him/towards the plan)、努力やお金が目標に向かう→貢献・充当(towards a solution/towards the cost)というように整理できます。
物理的な方向・接近を表す towards のフレーズ
場所や物に向かって、物理的に近づいていくことを表すグループです。
She walked towards the door.
彼女はドアの方へ歩いて行った。
The crowd moved towards the exit.
群衆は出口の方へ移動した。
The road leads towards the city center.
その道は街の中心部の方へ続いている。
The ship sailed towards the horizon.
その船は水平線の方へ航行した。
時間的な近づきを表す towards のフレーズ
ある時間帯や時点に、近づいていくことを表すグループです。
It got colder towards evening.
夕方に近づくにつれ寒くなった。
Sales usually increase towards the end of the year.
売上は通常年末に近づくにつれ増加する。
A new issue came up towards the end of the meeting.
会議の終わりに近づくにつれ、新たな問題が持ち上がった。
態度・気持ちの向かう先を表す towards のフレーズ
気持ちや態度が、特定の人や物事に向かうことを表すグループです。
She felt nothing but gratitude towards him.
彼女は彼に対して感謝の気持ちしかなかった。
His attitude towards the plan changed completely.
その計画に対する彼の態度は完全に変わった。
貢献・充当を表す towards のフレーズ
お金や努力が、ある目標の達成に向けて充てられることを表すグループです。
The team is working towards a solution.
チームは解決に向けて取り組んでいる。
She’s been saving towards a new car.
彼女は新しい車の資金のために貯金している。
His parents contributed towards the cost of tuition.
彼の両親は学費の足しにお金を出した。
まとめて覚えるコツ
- まず「towards=〜の方へ、〜に向かって」というイメージだけ覚える
- 物理的な方向だけでなく、時間・気持ち・貢献など、幅広い場面で使われることを意識する
- into や onto と同じ「方向・到達点」の仲間だが、towards は到達そのものより「近づく過程」を表すと覚える
こうした前置詞句は、文の中では「修飾語(M)」として働きます。前置詞句が英文全体の中でどう位置づけられるか気になる方は、英語5文型の基本もあわせてご覧ください。
英語の音・つづり・語順を土台から整理する
ELMラボの教材一覧を見る
関連する前置詞句

