第2文型をとる動詞
第2文型(SVC)とは
第2文型は「S(主語)+ V(動詞)+ C(補語)」という形をとる文型です。ポイントは、C が S を説明しており、S=C の関係が成り立つことです。
Cは、形容詞でSの状態や様子を説明したり(He is happy. 彼=幸せな状態)、名詞でSの名前、身分、役職などを説明したりします(He is a teacher. 彼=教師)。
連結動詞(linking verb)とは
第2文型をつくる動詞は「連結動詞」または「不完全自動詞」と呼ばれます。run や eat のような一般的な動詞が「動作」を表すのに対し、連結動詞は動作を表すのではなく、S と C を=で結びつける役割を持ちます。
be動詞はその最も基本的な例です。He is happy. の is は、何か動作をしているのではなく、He=happy である働きをしています。look, seem, become なども、be動詞と同じように、S と C を=でつなぐ仲間です。
連結動詞は、意味の上から大きく3つのグループに分けられます。
第2文型をとる動詞一覧表
| タイプ | 動詞 | 意味 | 英文 | 和訳 |
|---|---|---|---|---|
| 状態型 | be | 〜である | He is happy. | 彼は幸せだ。 |
| 状態型 | look | 〜に見える | He looks happy. | 彼は幸せに見える。 |
| 状態型 | seem | 〜に見える | She seems sad. | 彼女は悲しそうに見える。 |
| 状態型 | appear | 〜に見える | She appears well today. | 彼女は今日は元気そうだ。 |
| 状態型 | keep | 〜のままである | He kept silent. | 彼は黙っていた。 |
| 状態型 | remain | 〜のままである | The stores remain open. | 店は開いている。 |
| 状態型 | lie | 〜の状態で横になる | He lay still. | 彼はじっと横たわっていた。 |
| 変化型 | become | 〜になる | She became ill. | 彼女は病気になった。 |
| 変化型 | get | 〜になる | My father got drunk. | 父は酔った。 |
| 変化型 | turn | 〜になる | Leaves turned red. | 紅葉した。 |
| 変化型 | grow | 〜になる | The market grew bigger. | 市場は大きくなった。 |
| 変化型 | make | 〜になる | She made merry. | 彼女は陽気にふるまった。 ※慣用的で、現在ではやや古風な表現 |
| 変化型 | come | 〜になる | The dream came true. | 夢が実現した。 |
| 変化型 | go | 〜になる | The fruit went bad. | 果物が腐った。 |
| 変化型 | fall | 〜になる | I fell asleep. | 眠ってしまった。 |
| 感覚型 | smell | 〜のにおいがする | This flower smells sweet. | この花は甘いにおいがする。 |
| 感覚型 | taste | 〜の味がする | This fruit tastes sweet. | この果物は甘い味がする。 |
| 感覚型 | feel | 〜の感じがする | Silk feels soft. | 絹は触るとやわらかい。 |
| 感覚型 | sound | 〜に聞こえる | Your story sounds strange. | あなたの話は変だ。 |
紛らわしい動詞
同じ動詞でも文型が変わる? SVCとSVOの見分け
get や turn、grow のような動詞は、後ろに続く語の種類によって第2文型にも第3文型にもなります。見分け方はシンプルで、後ろの語が「形容詞・名詞(S=の関係が成り立つ)」なら第2文型、「動作の対象(S=の関係が成り立たない)」なら第3文型です。
| 動詞 | 第2文型(SVC) | 第3文型(SVO) |
|---|---|---|
| get | My father got drunk.(父は酔った=父は酔っている状態) | He got a new car.(新しい車を手に入れた) |
| turn | Leaves turned red.(葉は赤くなった=葉は赤い状態) | She turned the key.(鍵を回した) |
| grow | The market grew bigger.(市場は大きくなった=市場は大きい状態) | She grows vegetables.(野菜を育てている) |
| make | She made merry.(陽気にふるまった=陽気な状態) | She made a cake.(ケーキを作った) |
| run | The well ran dry.(井戸が涸れた=涸れた状態) | She runs a small bakery.(小さなパン屋を経営している) |
※runがSVCになるのは dry, low, short, wild, high など、限られた形容詞と組み合わさる場合に限られる、やや慣用句的な用法です。
第2文型をとる動詞 パターントレーナー
- 英語の語順に合わせて並んでいる日本語訳を見る
- 和訳の順番に合うように、英語のフレーズ(チップ)をクリックで選んで、破線の箱を埋める
- 破線の箱をすべて埋めたら、「こたえあわせ」をクリック
- 不正解の場合は、「やり直す」ボタンをクリック(または置いたチップをクリック)して、破線の箱を埋め直す
- 正解すると「音声を聞く」ボタンが表示されるので、それをクリック。音声を聴き、リピートする
ELM式 語順マトリクス・トレーニング
S + V + C全19文。be動詞以外の連結動詞(look, seem, become, get, smell など)を使った第2文型の文を練習できます。
第2文型の連結動詞を、実際に使えるようにする
be、look、seem、become、get、remain、turn、feel、sound……。
第2文型をつくる連結動詞を覚え、そのしくみを理解することは大切です。しかし、動詞の一覧を覚えるだけで、実際の会話ですぐに使えるようになるわけではありません。
大切なのは、S+V+Cという語順の中で、これらの動詞を繰り返し使ってみることです。
このページの「第2文型をとる動詞 パターントレーナー」では、英語のフレーズを並べながら、連結動詞を使った第2文型の語順を確認できます。
第2文型の80例文を、意味のかたまり(チャンク)ごとに繰り返し聞き、シャドーイングや音読を行うことで、連結動詞を含む英文を、英語の語順のまま組み立てて話す感覚をトレーニングします。
「第2文型を知る」から、「第2文型で話す」へ。

