では、英語の5文型を簡単に解説します。
5文型 | |||
第1文型 | Birds fly. | 鳥は飛ぶ。 | SV |
第2文型 | Mike is a teacher. | マイクは先生です。 | SVC |
第3文型 | Mike bought a camera. | マイクはカメラを買った。 | SVO |
第4文型 | He gave me a present. | 彼は私にプレゼントをくれた。 | SVOO |
第5文型 | She named her son Jiro. | 彼女は息子を次郎と名づけた。 | SVOC |
S = subject(主語)/V = verb(動詞)/C = complement(補語)/O = object(目的語)
同じ内容を単語別にしてみます。
5文型 | |||||
第1文型 | S | V | SはVする | ||
Birds | fly. | ||||
第2文型 | S | V | C | SはCである | |
Mike | is | a teacher. | |||
第3文型 | S | V | O | SはVをOする | |
Mike | bought | a camera. | |||
第4文型 | S | V | O1 | O2 | SはO1にO2をVする |
He | gave | me | a present. | ||
第5文型 | S | V | O | C | SはOをCとVする |
She | named | her son | Jiro. |
これが英語の5文型の基本パターンです。SV、VC、VO、OO、OCの間には何もありません。単語を順番に並べているだけです。この順番が大切なのです。
Birds fly.(鳥は飛ぶ)の語順がさかさまになると、Fly birds(鳥を飛ばせ)というように全く異なる意味になります。Mike bought a camera.(マイクはカメラを買った)も、A camera bought Mike.(カメラはマイクを買った???)と意味をなさなくなりますし、A camera Mike boughtでは、(マイクが買ったカメラ)という句(文ではない)になります。
5文型の5つのパターンに共通するのが、SVです。主語+動詞!!主語に入る品詞は名詞ですが、名詞+動詞と並ぶことによって、日本語で言うところの 『が』 『は』 (主語をあらわす言葉) が現れるのです。基本的に、英語は必ずSVから始まります(命令文、疑問文などは別にして)。これを変えてしまっては、主語をちゃんと表せないのです。
目的語も同様です。目的語は動詞のすぐ後に置きます。日本語の目的格の助詞 『を』 は、英語では、VO(動詞+名詞)という順番で表します。これが逆になると、名詞+動詞となり、SVとなるのです(先ほどの目的語が主語となる)。
次に、S・V・O・Cに入る言葉の種類(品詞)を示しておきます。
5文型(品詞表) | |||||
第1文型 | S | V | SはVする | ||
名詞 | 動詞 | ||||
第2文型 | S | V | C | Sは Cである | |
名詞 | 動詞 | 名詞 形容詞 |
|||
第3文型 | S | V | O | Sは Oを Vする | |
名詞 | 動詞 | 名詞 | |||
第4文型 | S | V | O1 | O2 | Sは O1に O2をVする |
名詞 | 動詞 | 名詞 | 名詞 | ||
第5文型 | S | V | O | C | Sは Oを Cと Vする |
名詞 | 動詞 | 名詞 | 名詞 形容詞 |
第2文型は、S=Cの関係をつくります。V(動詞)がSとCにはさまれて、ちょうど『=(イコール)』の役割を果たします。このS=Cの『=(イコール)』の役割を果たす代表的な動詞がbe動詞です。その他の一般動詞でもこの形をつくるものがありますが、数が限られていますし、なんといっても、第2文型はbe動詞と覚えておきましょう。
加えて、第5文型のO,CもO=Cの関係になります。ですが、この両者の間に動詞はありません。
まずはじっくり、これらの5文型の表を眺めてください。そして英語特有の語順をきちんと理解しましょう。この理解度によって今後の英語力が変わります。
5文型がなぜ大切かというと、それが英語の基本的な語順だからです。