ELM英語学習教材研究所 −英語語順トレーニング−

なぜ英語が書けない?


なぜ書けないのか、これについては、1. 文字の綴りと 2. 文章という点で考えてみます。

フォニックスを知らない

英語の文字がうまくつづれないという点では、英語には発音とスペル(つづり)の基本的なルールがあるにもかかわらず、それを学ぶ機会がない(なかった)ということが挙げられます。

結果、英語に対して、ローマ字の知識を当てはめて強引に単語のつづりを覚えてしまいます。ですが、ローマ字のつづりと英語のつづりはまったく関係がありません。私が塾で英語講師をしていたとき、Mikeを「マイク」ではなく「ミケ」、dangerousを「団十郎」などと覚えている生徒がいましたが(さすがに団十郎は無理があると思いますが...)、英語のつづりのルールを知らないわけですから、自分の知っている知識を総動員して覚えてしまうしか術がないのです。そんな私も学生時代にはローマ字の知識で暗記していました。

フォニックスを知っていれば、ある程度、音に応じてつづりを推測することができます。フォニックスとは、英語のつづりと発音を関連付けて学ぶ方法です。なぜこんな便利なものを学校で教わらないのか(教わらなかったのか)、不思議でなりません。音と文字を一致させずに、いきなりあいさつ文などを学ぶのですから、日本の学校英語教育には相当な無理があると言わざるを得ません。先程のMikeにしても、「ミケ」ではなく、「マイク」と発音するのは、フォニックスの基本ルールそのものなので間違えようがありません。

フォニックスは、近年日本でも紹介され、導入している教室も増えているようです。フォニックスに関して、日本国内で先駆的な役割を果たしている(教材が充実している)のが、松香フォニックス研究所です。指導用教材も充実しています。

まだフォニックスを学んだことがない方は、知っておいて損ということはありません。これから英語を学び始める小学生や中学生はもちろん、英語を学んできた大人にとっても、とても役に立つ知識です。


文章を書いた経験がない

なぜ英文を書けないか、それは英文を書いた経験があまりなかったからだといえます。というのも、学校教育では英語の作文力はほとんど問われません。受験英語に占める割合がとても低いからです。

受験英語では、答えが選択式のものや穴埋め式のもの、また簡単な単語等を答えるものが中心となります。そのような問題でなければ点数がつけにくいからでしょう。文章に点数をつける場合、文法でつけるのか、内容でつけるのか、また、同じ内容でも言い回しはさまざまです。それらを客観性をもって得点化するのはとても難しいでしょう。

いずれにせよ、私たちが学校で訓練されたのは、選択問題や穴埋め問題などの“クイズ”に答えることです。単語や熟語の知識が山ほどあればなんとか答えられるものばかりでした。

私たちは英語の文章を書いた経験がほとんどありません。また、それを十分に添削してもらった経験もまずないでしょう。学校の英作文の問題といえば、五題くらいの短い文が出題され、模範解答が提供される程度だったと思います。添削も、その模範解答に合わせてなされるくらいです。おそらく、学校の英語の先生では、文法の指導は出来ても、「こんな気持ちを伝えたい場合はどう書いたらいいの?」という質問にはほとんどの方が答えられないでしょう。ある意味、その土地で生活した経験がなければ、その辺の感覚的な部分は答えられないからです。

そういった制約もあるせいか、学校では英語の文章を書くという練習はほとんどすることがありませんでした。私たちは英語にずっと触れてきながらも、英文を書く練習はあまりしてこなかったのです。

対策としては、英文の日記をつけたりすることが挙げられます。それだけでも英作文力は相当伸びるはずです。ただ、もっといいのは、それをネイティブに添削してもらうことでしょう。ただ、残念なことに、市場を見回しても、そのようなサービスを提供している所はあまり知りません。インターネットでそのようなサービスを提供している所もあるようですので、調べてみるといいと思います。



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