語・句・節

語・句・節

 

【語・句・節】

語というのは、文字通り、単語1語1語のことを言います。例えば、car, cloud, move, kitchenなどなどです。

2つ以上の語が集まりひとつの意味のかたまりを成し、1つの品詞のような働きをするものを句といいます。例えば、the car in the garage「車庫の中の車」と言うとき、in the garageの部分は「車庫の中の」というひとつの『句』であり、the carを修飾する形容詞の働きをしています(形容詞句という)。これが、The car is in the garage.「車は車庫の中にあります。」となると、in the garageの部分はisを修飾する副詞句(動詞を修飾しているので)となります。
『句』の概念は、英文法上では厳密な定義があるようですが、「2語以上の単語の集まりでひとつの意味のかたまりを成す」という点では、a new car, very beautiful、very slowlyなども、それぞれ、「新しい車」(名詞としてのかたまり)、「とても美しい」(形容詞としてのかたまり)、「とてもゆっくり」(副詞としてのかたまり)など、ひとつの意味のかたまりという意味で、句ととらえた方が分かりやすくなります。その意味では、the car in the garageという全体は「車庫の中の車」という名詞句(名詞としてのかたまり)です。

そして、意味のひとかたまりの中に主語と述語動詞の関係(S+V)があって、その部分が文として独立していないもの(あくまで文の一部)を節といいます。I know that he is honest.「私は彼が正直であることを知っています。」のthat he is honestの部分がhe isというSVを含んだ節であり、文の中で、「彼が正直であること」という名詞の役割をしているので、名詞節となります。この文の主語と述語動詞はI knowの部分です。

語・句・節、とりわけ、句と節をなぜ学ぶ必要があるのかというと、それらが意味のひとかたまりを作っているからであり、意味のかたまりが見抜けないと英語が理解できません。句と節はそれぞれ意味のかたまりを形成し、文の中で、名詞・形容詞・副詞の働きをします(*)。以下、個別に見て行きましょう。

(*:2語以上でひとつの意味のかたまりを成す『句動詞』というのもあります)

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